出版業界で使われる専門用語や業界用語をいくつかご紹介します
出版業界でよく使われる業界用語、専門用語一覧
ISBN(あいえすびーえぬ)
国際的な書籍コード。国際標準図書番号。書籍を識別するための番号で市販されている本には必ずついています。
赤字(あかじ)
出版業界での「赤字」といえば修正のこと。小説家が「大量に赤字を入れられた」といった場合、編集者から大幅直しを指示されたことを意味します。
アタリ(あたり)
本文における写真や図の位置を示す目印¹。
後付け(あとづけ)
記事の構成要素のひとつ。原稿の最終盤に置く、あとがきや索引などのこと。
糸かがり(いとかがり)
糸を使った本の綴じ方。
色校正(いろこうせい)
校正作業のひとつで、出版物の白黒以外の色を校正すること。
奥付(おくづけ)
本の最終ページに置く本の基本情報。
帯(おび)
本の外側に巻くタイプの紙製の広告。
改段(かいだん)
記事の構成のひとつで、段落をあらためること。
委託販売制度
出版社から書店に商品を委託して販売する制度。書店は一定期間内に商品を返品できる。
再販制度
出版社が定めた定価で書店が販売する制度。
非再販
出版社が定めた定価以外の価格で書店が販売する制度。
返品
書店が出版社に商品を返却すること。
買切品
書店が出版社から商品を買い取って販売する商品。返品できない。
初版
初めて発行される本。
増刷
初版に続いて発行される本。
重版
初版の再発行。
単行本
1冊で完結する本。
文庫本
単行本を小型化した本。
新書
文庫本よりもさらに小型化した本。
コミック
漫画本。
雑誌
定期的に発行される本。
新聞
毎日発行される本。
ムック
特定のテーマに特化した雑誌。
カタログ
商品やサービスの紹介を目的とした本。
書籍データベース
書籍に関する情報を収集したデータベース。
著作権
著者が著作物に対して持つ権利。
出版権
著作物を出版する権利。
編集者
書籍や雑誌の企画、制作、編集を担当する職種。
ライター
文章を執筆する職種。
デザイナー
書籍や雑誌のデザインを担当する職種。
イラストレーター
書籍や雑誌のイラストを担当する職種。
校正者
誤字脱字や表記の間違いをチェックする職種。
製本者
書籍を製本する職種。
営業担当者
書店に書籍を売り込む職種。
マーケティング担当者
書籍の販売促進を担当する職種。
流通担当者
書籍を流通させる職種。
赤本
大学入試の過去問集。
青本
大学入試の対策問題集。
文芸春秋賞
文芸春秋が主催する文学賞。
直木賞
毎日新聞社が主催する文学賞。
本屋大賞
書店員が選ぶ本を対象とした文学賞。
これらは一部ですが、出版業界ではこれら以外にも多くの専門用語や業界用語が使われています。また、隠語は特定の専門家や仲間内だけで通じる言葉や言い回しや専門用語で、外部に秘密がもれないようにしたり、仲間意識を高めるために使われます。
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