気象予報士の業界用語、専門用語、隠語をできるだけたくさんご紹介します。
気象予報士がよく使う業界用語、専門用語一覧
1円玉天気
これは「晴れて安定した天気」を表す言葉です。なぜ「晴れて安定した天気」のことを「1円玉天気」と呼ぶのかというと、「これ以上、崩すことができない」からです。つまり、天気が“崩れない”という意味なのです。
へそ天
これは「おへそを出して寝ていても」、つまり、「予報を大してしなくても崩れない、晴れて安定した天気」という意味です。
サイハヤ
これは「観測史上最も早い」の省略形です。
テンソウ
これは気象庁の「天気相談所」のことを指します。
ゴヒャク
これは500hPa高度の専門天気図のことを指します。
ゴーパッパー
これは500hPa高度の等高度線5880mのことを指します。
くじらの尾
夏の太平洋高気圧の等圧線がくじらの尾のようになっている状態。猛烈な暑さになる。
オオカミ
雷雲から落ちるのではなく、さらに上空へ伸びていく超めずらしい雷。レッドスプライトともいう。
ビル雲
ビルのような雨雲がつぎつぎとできて、同じ場所に激しい雨が降り続けてしまう現象。
以上が一部の業界用語ですが、他にも多くの専門用語や隠語が存在します。それぞれが特定の状況や現象を効率的に表現するために使われます。
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